こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。
今日は、友人の職場へボランティア。
老人ホームで入居者さん達にお抹茶を点てて来ました。
せっかくなので、立礼机も持って行って、お点前もしましたよ。
ただ、あれだけ準備が大事と言っていましたが、立礼机の部品を一つ忘れ、低めの机になってしまいました。
完璧って難しい…。次への課題です。
一番簡単な盆略のお点前でしたが、それでも、皆さん興味を持って見てくださりました。
準備の途中、一人のおじいさんが紙とマジックを持って、何か仰いました。
聞きに行くと、「お茶席って書いとき。」って。
「お茶席がある時に紙で書いて貼っとくやろ。
うちの嫁さんがお茶してたから、よう飲んだんや。」って仰っていて、
なるほど!在釜のことね!
ってことで、在釜と書かせて頂きました。
「流派も書いとき。」とのことで、
裏千家と書いておきました。
何だか一気にお茶会気分です。
たった一枚のことですが、それでも雰囲気が出るものです。
さすが、昔によく行っていた人は気付くところが違うなぁと勉強になりました。
お抹茶碗が持てない人はマグカップで飲んで頂きました。
限られた状況下で、なかなかお茶会のような風情は出せませんが、少しでもお茶の世界を感じて、楽しんでもらえたらいいなと思いながら、お点前をしていました。
入居者さん達の後は、従業員の方達にも上生菓子とお抹茶を。
どちらも友人の心遣いで用意していただき、私も頂いてとても美味しかったです。
お菓子のお製は長盛堂さん。
何種類かを16個お願いしたら、こんなに素敵な上生菓子を作って頂きました。
お茶名は寿で、お詰めは有田三翠園さんです。
とてもまったりと深みのあるお抹茶でした。
どちらもとても美味しく頂きました。
無事に皆さんにお抹茶を飲んでもらえて、私も嬉しい気持ちになった一日でした。
お茶一服の力はすごい。
ではでは、また!
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