一日一服はお茶を飲みたい松下です。
朝晩はすっかり涼しくなり、残暑も日中だけとなってきました。
今日は他の社中さんのご希望で長緒のお稽古をしてもらいました。
私は長緒が苦手です。
長緒のお点前は、ほぼ、お濃茶の平点前と同じです。
ただ、茶入れを、唐物を大きくして、平べったくしたような〝大海″というお茶入れを使ってお稽古します。
なので、そのお茶入れの扱いがいつもの茶入れと少し違うという感じです。
ちなみに、大海は和物です。
そして、名前の通り、その大海の仕覆の緒が長いので、長緒と言います。
私がなぜ長緒が苦手かというと、仕覆を杉棚にあずける時に、仕覆の緒をくるくるとやって、取っ掛かりを出して、その部分をかけるのですが、いつもびろーんとくるくるした部分が出ちゃってしまうのです。
出ないようにかけるのが正解です。
今日も、やっぱり出てしまいました。
あー、長緒。苦手。
一度やり直しさせてもらいましたが、二回目もびろーんと伸びてしまいました。
何回もやり直すとみなさんに悪いので、そのまま続けました。
家で一回特訓をしないといけないな…。
大海の扱いは、平棗のように扱います。
持つときには蓋の部分を持たずに、肩の部分を持つこと。
また回し拭きする時は反時計回りです。
お茶を入れるときには、こんなに持ちにくいのに回し出しもあります。
なので、回し出しのあとは、しっかり右手の親指と人差し指で口を拭きましょう。
今日は風炉だったので、中じまいもありました。
なんだか、大層な茶入れなので、ついつい両手扱いしそうになりますが、普通の茶入れと同じような片手扱いで大丈夫です。
その他の注意点としては、仕覆を棚に預ける際、緒を処理する前に、しっかり仕覆を綺麗に整えることです。
美しい形でかけられるように。
あと、拝見に出すときに、仕覆を右手で棚から取ったときに、右手の親指を下にして、左手に仕覆を預けて、客付き向いて、お客さん正面になるように仕覆を出すこと。
こんな感じです。
あまりしないお稽古なので、数ヶ月に一回は思い出す為にもしたいなぁと思いました。
それまでに、ほんと、長緒をかける練習をしようと思います。
ではではまた!
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