こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。
今日は、お抹茶を飲むときにこれだけ押さえとけば!という話です。
お抹茶を頂く機会はそうないかもしれません。
そして、頂く時のシチュエーションはそれぞれだと思います。
本格的なお茶席、身内だけのお茶席、お祭りでの添え釜でのお茶席、お店でお抹茶を頼んだ時…。
同じお抹茶を頂くと言っても、それぞれのシチュエーションで抑えておかないといけない作法が段階的に増えていきます。
今回は、まずはお店などでお抹茶を頼んだ時、これさえ押さえておけば、なんとなく格好がつきますよ!ってところをお話ししようと思います。
お店で頼んで飲む場合は、基本的に自由で大丈夫です。
ですが、もし、少し格好をつけたければ以下のことを覚えてやってみてください。
- お菓子を先に食べる
- お茶碗を左掌にのせて右手は添える
- 感謝する
- 時計回りに2回回す(2時から4時)
- 飲む
- 飲み口を右手で拭く
- 反時計回りに2回回す(4時から2時)
具体的に説明しますね。
まずは、お菓子から頂きましょう。
なぜなら、お茶席ではまずお菓子を頂いて、それからお抹茶を頂くからです。
お菓子食べて、お抹茶飲んで、またお菓子食べて、お抹茶を飲む…みたいなことはしません!
なので、まずはお菓子を頂きます。
それから、お抹茶ですね。
お茶席では飲む前に色々するのですが、お店ならば、
まず、右手でお茶碗を持ち、左手のひらに乗せます。右手はお茶碗の右側に添えます。
そして、少し、お茶碗を軽く上にあげて(2cmくらい)感謝します。
そのあと、お茶碗を2回時計回りに回します。
その時の回し方ですが、ぐるぐる回すのではなく、お抹茶碗を真上から見て、時計盤として見立てたときに、大体2時辺りを右手親指を上にして持ち、4時のところくらいまで動かして、左手の平の上で回します。
なぜお茶碗を回すのか。
それは、お茶碗は自分の前に持ってきてもらったときには、正面が自分の方に向いています。
なので、正面に口をつけないために、1回2回と回して、正面を避けるのです。
先程の回し方で大体裏近くになると思います。
なので、よく、お茶碗を回しますと言ったら、結構回して、結局また正面が前に来ちゃったりする人がいるのですが、この理屈をわかっておけば、回し方も覚えられると思います。
もしかして、回すって言い方がよくないかもしれませんね。いつも言ってますが…。
そして、普通に飲みます。三口半で飲めとか聞いたことありますが、ま、すーっと飲めばいいと思います。そして、最後は、しゅっと、少し吸い込んで飲み終わりです。
その後、自分が飲んだところを少し右手の親指と人差し指で拭いて、その指は、懐紙かお手拭きかティッシュなどで拭いておきます。
その後です。
先程と反対にお茶碗を回して、元の位置に戻します。つまり来た時と同じ向きにお茶碗をなおすって感じです。
具体的には、今度は、4時辺りから2時辺りに動かします。反時計回りです。それを2回。
それで、元通りになるはずです。
そうしたら、そのまま、お茶碗をテーブルか、お盆かとにかく来たときに置かれていたところに置いて、終了です!
こんな感じです。
これさえ覚えておけば、お店や野点(お外のお席)は大丈夫です!!
ぜひ、お店などでお抹茶とお菓子頂いてみてくださいねー。
ではでは、また!
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