お菓子の頂き方

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

昨日からの引き続きで、今日はお菓子の頂き方です。

「どうぞ、お菓子を。」と言われたら、まず、お正客さんが一番にお菓子を頂きます。

お正客さんがお菓子鉢に手をのばしたら、菓子鉢が目の前にある人達ももうお菓子を取っていきます。

今回は、一番多いシチュエーションのお菓子鉢が右隣から回って来たら…の場合を説明します。

お菓子鉢は、上座から回って来ます。つまり右からです。

自分の右側の人がお菓子を取っている間に、自分は軽く両手を、ついて、左隣の人に「お先でございます。」と言って、軽く礼をします。

そうしたら、右隣の人が、自分のちょうど前に菓子鉢を置いてくれるので、自分の前に菓子鉢が来たら、両手をついて、「お菓子ちょうだい致します。」と言って礼をします。

それから、両手で菓子鉢を支えるように持ち、少しだけ持ち上げて、感謝します。

そうしたら、帛紗ばさみに入っている懐紙と菓子切りを出して、懐紙は、わになっている方を自分の方にして、横向きにおきます。

菓子切りは懐紙に挟んでおいたらいいでしょう。

ちなみに、菓子鉢はずーっとヘリ外を横に動いていきます。懐紙はへり内に置きます。

お菓子鉢のお箸を取ります。三手であつかって取ります。

取り方は、まずは右手で上からお箸の真ん中より右らへんを取ります。

そして、左手で少しあつかいます。具体的には、左手は下から、右手のすぐそば(左側)を持ちます。

そうしたら、右手をちゃんとお箸を持つように持ち替えます。

これでOKです。

ちゃんとお箸を持って、手前のお菓子から取りましょう。取ったお菓子は懐紙の上にのせます。

そして、お箸の先を懐紙の右上か左上かで拭きます。

そのあと、また三手で菓子鉢の上に返します。

具体的には、また左手を右手すぐ横に下から持ち、右手を上からお箸を持つように持ち替える。

ちゃんとお箸をのせられたら、次の左隣の人に菓子鉢をちゃんと両手で持って、送ってあげます。

この流れがお菓子の取り方です。

ここまでできたら、お菓子を頂きます。主菓子をのせた懐紙を左手にのせて、菓子切りで、食べる分だけその都度切って頂きます。

懐紙にのせた主菓子 

全部食べ切りますが、もし食べられない場合は、懐紙に包んで持って帰ります。

次はお抹茶です。それは次回に。

ではでは、また!

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