一期一会

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

今日は綺麗に部分月食が見えました。次に同じように見えるのは140年後らしいです。

見ていると、刻一刻と月の形が変わり、なんとも不思議な気持ちになりました。

こんなに、遠く離れた太陽と地球と月がそれぞれ関係しあって、しかも、一瞬たりとも同じ形の月はないことに、普段いつも見ている月もいつだって動いていて、同じ場所にはいないんだなと感じられました。

今日のように、140年に一度という特別な時は、とくとくと月を眺め、特別な時を感じることができるけど、なかなか普段の月を見て綺麗だなとは思っても、今日と同じように感じることは難しい。

けれど、月にとってはいつもいつも同じ。

特別な一瞬は特別であるようで、ずーっと流れる時間の中の一瞬で、普段何とも思っていない一瞬もまたそれは特別な一瞬であるのだと。

それは、茶道でもよく聞くまさに、一期一会。

それと同時に、ふと、お茶も一度だって同じ時間はない。お稽古をしている時だって、いつだって一期一会なんだなと。

そのことを改めて感じさせてくれた部分月食でした。

もちろん、茶道だけではありません。

普段の生活も、ずーっと続き、それは、同じことなのです。

普段も特別も同じ。

一度だって同じ時はなく、返ってもこない。

特別な時間をみんな平等に与えられている。

その中で何をするのか、何を大事に生きるのか。

お茶をしていると、そんな考えが浮かぶことがあります。

だからと言って、怠けてしまうのも、無意味にただ時間を過ごしてしまうこともありますけどね。

ただ、お茶をしていると、そのような一瞬を感じる時が多々あります。

それも茶道の楽しみの一つかもしれません。

自分の一期一会を大切に。

ではでは、また!

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