見届け人

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

今日は先生のところで、お茶名の授与があり、私は見届け人として参加しました。

まずは、利休さんにお供え

床の間

そして、お茶名の授与

その後、真の炭点前、真の行台子、台子のお薄と続き

お食事を頂きました。

お茶名の授与なんて、なかなかそんな機会に出くわすことがないですし

その人にとっては一生に一回です。

そんな機会に見届け人として参加できてとてもよかったです。

自分がお茶名をもらった時は、何もかもが初めてで、お点前をじっくり見る余裕もなく、ただただ言われるがまま動いて過ぎていったのですが

今日は少し俯瞰的に捉えられたかなと思います。

ちなみに、真の行台子では、お濃茶を先生が練られたら、後の人の分は水屋で練って、一人ずつお出ししました。

なかなかこのコロナ禍の中では、お濃茶のお点前をそのまますることは本当に難しいです。

コロナがおさまっても、お濃茶だけは元のようには戻れないのではないでしょうか。

時代とともに変わるものもあればわ変わらないものもありますが、お濃茶の各服点てとはまた違ったお濃茶のお点前が考え出されるかもしれませんね。

ちなみに、今日のお菓子のお製は鶴屋弦月さん。

鶴屋弦月さんお製

7種のお菓子の時はなかなかないので、とても嬉しい。

お濃茶は、お茶名は成里乃。お詰めは堀井七茗園さん。

雑味がなく、とてもまったりした美味しいお濃茶でした。

私はお茶名を頂いたのは、確か、15年以上前になりますが、その頃は10年以上お稽古をしていても、今から考えると知らないことだらけでした。

あくまでも、許状ですので、そこに到達したというよりは、それからのことを習うことを許しますよということです。

なので、お茶名を取ったからと言って終わりではなく、それから精進しないといけないなとまた今日改めて思いました。

まだまだ先は長過ぎて、一生かかっても何か掴めるものはあるのか、何の為にお稽古をするのか。

何故お稽古をするのか。

答えは人それぞれだと思います。

でも、何も難しいことは考えず、美味しいお菓子とお抹茶を頂く。ただそれを楽しむのも大事なことだと同時に思いました。

楽しむって大事です。

ではでは、また!

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