七種の蓋置

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

先週はぽかぽかしていましたが、一昨日から急に冷たい風がふいてきました。

紅葉も一気に進み、やっと冬の訪れを感じられるようになりました。

さて、今日は蓋置についてお話ししたいと思います。

蓋置(ふたおき)とは、釜の蓋を開けた時に、蓋を置いておくためのものです。

とてもたくさんの種類があります。

簡単に覚えるならば

棚がないお点前の時は、竹の蓋置を使う。

棚があるお点前の時は、竹ではない蓋置を使う。

まずはこのように覚えたらいいかなと思います。

竹の蓋置にも、炉用と風炉用があります。

炉用のものは、少し太くて、節が真ん中あたりにあります。

風炉用のものは、炉用のものより細くて、節が上の端にあります。

竹以外のものは本当にたくさん種類があって、季節感が全面に出されたものも多く、見ていてとても楽しいお道具の一つかなと思います。

そんな蓋置の中でも、利休さんが好んだ蓋置として知られるのが、「七種の蓋置」です。

七種の蓋置(青磁)

七種とは、かに、さざえ、一閑人、穂屋香炉、三つ人形、三つ葉、五徳です。

それぞれ扱い方が異なります。

また蓋置の素材は陶器、金属などがあります。

かに・・・生き物の形なので、向かい合うように扱います。なので、目が正面となります。自分と向き合うようにおきましょう。

三つ人形・・・三つの人形(唐子)が手をつないでいて、他の二人と違った服装をしている一人を正面にします。

三つ葉・・・3枚の木の葉を並べた形で、大と小とで上下になってます。建水に仕込むときと点前中使うときは、小さい葉が下で、棚に飾るときはひっくり返して大きい葉を下にします。正面は小さい葉が一つ。

後の四つはまた明日に。

ではでは、また!

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