頭とお尻 

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

今日は、七種の蓋置の一閑人蓋置とさざえ蓋置についてです。

一閑人蓋置とは、井筒形の井戸の縁に、井戸を覗き込むような姿の人形がついた蓋置です。

一閑人蓋置

ちなみに、閑人とは、暇人という意味らしいです。

一閑人蓋置は、人形の代わりに、龍や獅子などがついたものもあります。

扱い方ですが

基本的に、人形と向かい合うように扱います。

建水に仕込む時は、人形を向こうにして仕込みます。

そして、蓋置を取る時は

柄杓を左手で少し上げて、右手で蓋置を取ります。柄杓は元に戻します。

蓋置を左手に乗せて、右手で蓋置を横に倒します。

頭に火が付くようにするので

風炉の場合・・・右に倒します。そして、頭は釜に向けて、手なりに置きます。

炉の場合・・・左に倒します。頭は炉に向けて、手なりに置きます。

横向けにして柄杓を置きます

棚に飾る時は、蓋置を起こして、顔が自分と向き合うように置いて飾ります。

建水から取る時、少しいつもと違う取り方になるので要注意ですね。

あとは、頭が火あぶりと覚えておけば、どちらに倒すかその時にわかると思います。

それと反対なのが、さざえの蓋置です。

こちらは、尻炙りと覚えると楽です。

貝殻の尖った方(角)をお尻として、それを目標にして扱います。

建水に仕込む時は、蓋がある方(穴が開いてる方)を上にして、角(お尻)を正面にして入れます。

そして、使う時もそのまま使います。

角(お尻)の方が柄杓と同じ方向になるように

棚に飾る時が要注意。

まずは、左手に乗せて、右から左へ打ち返します。

そして、角(お尻)が火に向くようにして飾ります。

一閑人は頭炙り。さざえは尻炙り。

これを覚えておけば、少し整理がつくかなと思います。

ではでは、また!

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