それぞれの道

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

久しぶりに会ったお友達とお話をしていました。

近況報告や美味しいものの話などいろんなお話をした中で

私がまだお稽古に行っていることに対して

もう二十年以上習って、教えることもしてるのに、まだ習うことあるの?

と言われました。

そして、お茶って、お抹茶を点てて飲むだけじゃないの?

とも言っていました。

ほんと、そうなんです。

お稽古に行き始めて26年ほどが経ち、今では教えることもしてます。

それに、私の中での一番大切なことは、楽しむこと。

お茶を点てて、美味しいお菓子とお茶を頂く。

それを楽しむことを一番大切にしています。

でも、それだけなら、少し簡単なお点前を習って、後は自分で楽しむことができます。

でも、それだけではないんです。

茶道ということに関して言えば、やっと、その道の入り口に入って、少し歩き始めた。

そんな感覚です。

行き着く先にどんな風景があるのか、今ここにいるところからは遠過ぎて見えないけれど、気になって、行ってしまう。

こんなことを書くと、20年も習って、まだそんな序の口なの?

そんな気の遠いものはできないわって思われるかもしれません。

そういうものでもないんです。

たぶん、人によって、行きたい道はそれぞれで、行き方も止まる場所もそれぞれで、私はその人が求めているものが得られたらそれでいいと思います。

たとえば、お茶名を取ることを目標にしてお稽古をする人は、たぶん10年も続けていれば取れるだろうから、取れたらそれで終わり。

でも、もし、茶道に関わること全てを完璧に知りたい、習得したいと思えば、それは、一生かけてもできるかどうか。

とにかく、ようやく今、奥の深い深いものだということはわかってきた。

そんな感覚です。

でも、それを友達に上手く伝えられず、

ほんと、そうだよねぇ。でも、お茶を点てて飲むだけじゃないんだよねぇ。としか言えず。

今、文章にしてみても、抽象的過ぎて、わからないかもしれませんね。

ま、とにかく、茶道は奥が深い。

だからこそ、ずーっとお稽古をしていても、飽きないし、これで終わり!ってこともない。

でも、私が一番大切にしたいことは、

その場を楽しむこと。

一緒にいる人たち、その日のお菓子とお抹茶、全部くるんで楽しむ。

それを大事にしながら、少しずつ前進していけたらいいなと思う日なのでした。

ではでは、また!

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