雪月花の備忘録

お稽古にでてきた上生菓子日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

今日はお稽古で、珍しく7人が一度に揃ったので、雪月花という花月のお稽古をしました。

平花月との大きな違いは、

札が、雪、月、花と数字の札があること。

座る場所がいつもより後ろの畳であること。

折末を回すタイミングは、お茶巾でお茶碗を清める時。

「雪」はお菓子食べる人、「月」はお茶を飲む人、「花」はお点前をする人、数字は何も無し。

何回とかはなく、誰かが、「雪」「月」「花」の全部の役をしたら、お終い。

でしょうか。

他にも座がわりがないとか、色々ありますが。

最初、水屋での札で、亭主(花)とお席に入る順番を決めます。

お席に入る順番は、雪、月、一、ニ、三(数字の番)

皆んな、席入りしたら、亭主も入って、総礼。

亭主以外は帛紗を腰につけます。

亭主が正客に煙草盆、お菓子、折末を順番に運びます。

正客は、煙草盆は少し上に上げておいて、折末はその下らへん、お菓子は折末の左側(自分の真前の少し右側)に置き直しておきます。

亭主はお道具を運び、建水を途中まで置いたら、仮座に座ります。

座ったら、亭主は「どうぞ折末お回しを」と言い、

亭主は、次客に「お先で御座います」と挨拶をしてから、折末を取り込み、札を取ります。

順番に亭主まで回ったら、亭主が折末を置いたと同時に、みんなで札を見ます。

この1回目では、花だけを決めます。

なので、花の人が「花」と申告して、折末が戻ってきた時に替札を取って、お点前をしに行きます。

折末は正客まで戻り、正客は折末を七目上げて折末を置きます。

仮座に座っていた亭主は、花さんがお点前に行って空席になったところに入りに行きます。

この時は仮座から席に入るので、右足で入ります。

一番花さんがお点前をして、お茶巾でお茶碗を拭き出したら、正客は折末を回します。

ちなみに、回す時は折末は五目下げて置いて回していきます。

札は、ヘリからニ目のところに置きます。

平花月なら、折末は三目、札は一目のところなので、広いところに座る分、少し違いますね。

末席まで回ったら、また七目のところに置いておきます。

お茶碗が出たら、札を見ます。

「雪」「月」「花」「まつ」と言って、

雪の人はお菓子を頂く。

月の人はお茶を取りに行って頂く。

花の人は替札を取ってから、お点前に行く。

お菓子は行きの人のところまで回してあげて、その場で置いておきます。

花さんがお点前に行ったら、仮座に座ってる前の花さんは、空いた席に座りにいく。

月さんはお茶を飲んだら、お茶碗返しに行く。

折末はその間、正客まで戻る。

これを繰り返します。

で、「雪」「月」「花」全部当たった人が出たら、その当たった時に、替札を取って置く時に、自分のヘリ外のところに置きます。

それで、次回すのが最後ということになります。

最後回す時には、折末を斜めにして回します。

末客までいったら、末客がお点前さんのところまで持って行きます。

ここらへんは平花月と同じです。

そして、最後はお茶碗を返すのは、折末が正客のところに収まってから、返します。

お茶碗がお点前さんのところに取り込まれたら、総礼です。

ちなみに、座がわりはありませんが、亭主とお正客だけは元の位置に戻ります。

まずは、亭主が仮座に座りに行き、正客のところに座ってる人がその亭主が座ってたところに座りに行きます。

で、最初の正客が正客の場所に座りに行きます。

この時、上座から下座に行く人は、左足で入り、下座から上座へ行く人は右足で入ります。

それ以外の時は、この花月の時は基本的に右足で行きます。

そして、他の人は元の位置でなくてもそこで終わります。

なので、お席を出る時は、人の扇子を持って出る時があります。

その時は、お席を出てから、お返ししますと返します。

花月は足の運びがとても大事なのと、この雪月花は役が多いので、とても忙しかったです。

でも、なかなか同じ時間帯に7人集まることもないので、今日は貴重なお稽古でした。

よく考えたら、今年最後のお稽古がみんなで楽しくできるお稽古でよかったな。

また来年も楽しくお稽古できますように。

ではでは、また!

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