一番遅い初釜

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

今日は一番遅い初釜でした。

このコロナ禍の中、考えつく対策を講じて臨みました。

お茶室に入る人数を制限

お菓子は縁高に一人一つずつ入れる

花びら餅は袋に入れたままで

襖は開けたまま

お濃茶は各服点て

アルコール消毒とマスクは必ずする

一度使ったお茶巾は使わない

などなど、配慮しながら行いました。

お軸は「松樹千年翠」

柳に蝋梅、そして、蓬莱山かざりです。

初釜のお床

やはり、初釜といえば柳と蓬莱山だなぁと思います。

そして、お点前はいつもなら島台の重ね茶碗ですが、

円能斎御考案の各服点てのお点前をしました。

簡単な流れとしては

本来は席入りの前に大福茶ですが

今日は、まず席入りをして、

お床、お釜、お道具の拝見をして席に座ります。

そして、小梅と結び昆布を皆さんに配り、大福茶を頂いてもらいます。

そのあと、お菓子の縁高を運びます。

そして、各服点てのお点前をします。

お点前が終わると、一旦お席を出て、待合で待ち、

また他の組のお濃茶のお席が終わるまで待ちます。

お濃茶席が全部終わったら

今日は会食がないので

次はまた一組目からお薄席です。

いつもはみんなで順番にお点前をして、お薄を点て合うのですが

このような状況ですので、

一人が全員の分のお薄を点てました。

お薄席のお菓子は先程のお席で頂いていたお干菓子です。

今日はおちょぼと、もうそこまで節分がやってきているので、鬼さんとおたふくさんのお干菓子でした。

全員お薄も頂いたらおしまいです。

久々にお濃茶を頂いて、まったりと濃厚な美味しさを堪能しました。

それに、いつもお濃茶は3名から5名ほどで飲みますので、最初に当たるとやはり遠慮気味になりますし、最後だと意外と多く残ってたりと、飲むのに気を使いますが

今日はみんな、一人一碗でしたので、飲みやすかったのではないでしょうか。

このような状況の中、初釜を皆さんで出来たことはとても嬉しいことでした。

そして、気は早いですが、来年はいつも通りの会食も皆さんと一緒に楽しめる初釜になると嬉しいなと思う今日でした。

お軸や蓬莱山かざりについては、またお話していきたいと思います。

ではでは、また!

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