筒茶碗で

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

今日で二月も終わりです。

二月と言えば、筒茶碗です。

筒茶碗とお棗を置き合わせたところ

一年の中でも一番寒いこの季節には、筒型のお茶碗でお茶を頂きます。

大きなお湯飲みみたいな形をしています。

今日は筒茶碗でのお点前での注意点を簡単に上げていこうと思います。

まずは仕込み方です。

いつものように茶巾を畳むのではなく、畳む前の絞り茶巾の形にして、筒茶碗の中に左に傾けて立てて入れます。

絞り茶巾が入ったところ

そこに、茶筅を入れて、お茶杓をのせます。

お点前は、ほとんど一緒ですが、

お茶碗を前に引いて、帛紗を持って釜の蓋を開けて、帛紗を置いたら

お茶巾を出して、そのまま一度釜の蓋に置きます。

そして、お湯を入れて、茶筅をお茶碗に入れて、一度コツンとしたら

お茶巾をたたみます。この間にお茶碗が温まります。

そして、お茶巾をたたんで、釜の蓋に置いたら

また茶筅をコツンと2度打ちして、「さらさらの」と茶筅通しをします。

お湯を捨てて

お茶碗を拭くのですが、

ここでも、いつもは、一、二、三回半とお茶碗の外側を拭きますが

先に、お茶碗の中を「い り」と拭いて、

茶巾の膨らみの先を人差し指と中指でつまみ、茶碗の縁にかけて、一、ニ、三回半と拭いて、茶巾でお茶碗をつまんだまま置きます。

お茶巾で挟んだまま置きます

そして、すっと、茶巾を抜いて、上三分の一を手前に折り、

この上部三分の一を前に折ります

親指を向こうにして茶巾をつまみ、

親指を向こう側にして持ちます

また釜の蓋に置きます。

この後は普通の平点前と同じです。

ちなみに、おしまいの時は普通にたたんだままのお茶巾をお茶碗に入れます。

まとめると

①絞り茶巾で仕込む。

②絞りきりの形のまま、釜の蓋に置く。

③お湯を入れて、茶筅で一度コツンしたら、お茶巾を畳む。

④お茶碗を拭くときは、先に、い、り。

⑤三回半拭いたら、茶巾でつまんだままお茶碗を置く。

⑥お茶巾をずっと抜いて、畳む。

こんな感じです。

一年で二月しかしないので、毎年一回目は思い出しながらという感じでしょうか。

この筒茶碗も来年までさようならです。

早く暖かい春が来ますように。

ではでは、また!

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