桃の節句にはひちぎりを

お稽古にでてきた上生菓子日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

今日は三月三日、ひなまつりの日です。

母の手作りのお雛様

五節句のうちの一つ、上巳(じょうし)の節句です。桃の節句とも言われますね。

ちなみに、五節句は

1月7日 人日(じんじつ)

3月3日 上巳(じょうし)

5月5日 端午(たんご)

7月7日 七夕(たなばた)

9月9日 重陽(ちょうよう)

があります。

そのうちの上巳の節句です。

女の子の健やかな成長を祈る日ですね。

節句には男女の違いはないのですが、端午の節句に飾る菖蒲を尚武にかけることで、端午の節句は男の子、上巳の節句は女の子のおまつりとして、楽しまれるようになったそうです。

ひなまつりには、お雛様を飾ったり、ちらし寿司や菱餅、ひなあられを頂いたりしますが

お茶のお稽古では、ひちぎりという主菓子を頂きます。

ひちぎり 長盛堂さん製

漢字で書くと、引千切りとなります。

名前の由来は、お菓子を作るときにひきちぎって作るためということと、

契り(ちぎり)にかけているということです。

いつも、ピンクのものと、よもぎのものと2種類あって、どっちを食べようかなぁと迷ってしまいます。

勝手に男雛が緑、女雛がピンクと思ってますが、実際そんな意味があるかはわかりません。

今日はお稽古はなかったのですが、やはり、3月3日にひちぎりを家族で食べたいなぁと思い、

いつも行くおまんやさん(JR木津駅近くの長盛堂さん)に昼前に電話で、買いに行くので取り置きをお願いしたら、

まさかの今日はひちぎりがないとのことだったので、残念がっていたら、

まさかのまさかの、「そりゃひちぎりが宜しいでしょ。来るまでに作っといてあげるよ。」と言ってくださり、ゲットすることができました。

ただ、食べたいだけだったのに、ほんとに申し訳ない気持でしたが、とても嬉しかったです。心遣いに感謝です。

おまんやさんにも感謝、そして、健やかに今年も桃の節句を過ごせることに感謝して、美味しく頂こうと思います。

来年はちゃんと予約しとこう…。

ひな祭りケーキもいいですが、たまには、和菓子もいいですよ。

みなさんもひなまつりに、ひちぎりとお茶で一服いかがですか?

ではでは、また!

コメント