お茶会のおわり

日記

こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。

お茶会でお抹茶を頂いたら、もうお茶会も終盤です。

その頃にはお点前も、もうお終いに向かっていて、お正客さんがちょうど良いタイミングでお道具の拝見をお願いします。

そうしたら、お点前さんは、使っていたお道具、薄茶器やお茶杓を帛紗で清めて、お客さんの方(客付き)に出してくれます。

そして、お点前さんも後見さんも出て行きます。

本来ならば、そのお道具の拝見をみんながして、またお点前さんが入って来て、問答をするのですが、お茶会ではお客さんの数も多いですし、全員にお道具を回してたらものすごく時間がかかるので、お道具はまわってきません。

また、お点前中にお正客さんがお道具について色々聞いてくれますので、拝見の後の問答もありません。

ですので、お道具を拝見に出したら、お点前はもう終わりってことが多いので、お点前さんがお部屋を出られる時に手をついて礼をされるので、お客さん全員も礼します(総礼)この時はお扇子はいりません。

これで、お点前は終わりました。

その後は、お正客さんが他のお客さんみんなに「今日はお正客を務めさせていただき、ありがとうございました。」的な挨拶をして礼をされます。みんなはそれに礼で応えます。この時はお扇子を前にして手をつきましょう。

それから、各々も隣の人にご一緒させてもらってありがとうございましたというようなことを言いながら、お扇子を前にして手をついて両隣に礼をします。

そうしたら、それぞれ、順番にお道具や棚や釜や床の間を拝見します。

席入りの時に、本来は床の間、釜、棚などの拝見をしないといけないですが、「お茶席へ入ったら」でも書いたように、席入りは席取り合戦のようで、拝見をする時間がないので、この時にみんなこぞって拝見します。

各々、好きなところに見に行かれるので、空いてそうなところから順番に見て、全部見れたら、もうお茶席を出て大丈夫です。 

その後は、受付でもらった荷物の札をまた受付で渡して、荷物を受け取り、帰ります。

以上が一般的なお茶会の流れになります。

お待合から今日までの記事を続けて読んでいただくと、お茶会の流れがわかるかと思います。

座敷に入るお茶会は少し敷居が高いと感じたり、他の人の視線が気になったりするかもしれませんが、案外みんな自分のことや、お点前やお道具に必死で、他のお客さんのことは見てなかったりします。

どうしたらいいかな!?って思った時は、大体右隣の人の真似をすればOKです!

またどうしたらいいですか?と周りの方に聞けば、知ってる方ならたぶん親切に教えてくださると思いますし、知らないもの同士ならそれはそれで安心するものです。

何よりなかなか入ることのできないお部屋に入れたり、お庭の景色だったり、またお道具も野点より珍しいものや取り合わせが素敵だったり、お菓子もその日のためだけに作られたものだったり、その時しか出会えないものがたくさんですので、ぜひぜひ行って頂きたいなと思います。

ではでは、また!!

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