一日一服はお茶を飲みたい松下です。
この間は金輪寺棗でお薄の平点前のお稽古をしました。
金輪寺棗とは、薄茶器の一種です。
普段よく使う中棗とは形が少し異なります。
蓋が胴より少し出ていて、置くように蓋をします。
このお棗を清める時は
いつものようにひらがなの「こ」のように蓋を清めるのではなく、
真っ直ぐと二回横に引いて、二引きで蓋を清めます。
この時の注意点としては、
引いた時にしっかりと蓋が終わる時に止めることです。
一回一回丁寧に横に引くってことですね。
その他の扱いとしては
必ず横持ちということ
そして、
お茶を入れる時に蓋を開けたら、蓋はお茶碗と自分の間に置くことです。
なので、茶筅通しをして、お茶碗を茶巾で拭いて置くときに、いつもより、自分とお茶碗の間を開けて、蓋を置けるようにスペースを残しておくということが大事です。
そうしておかないと、棗の蓋を開けて、蓋を置くときに、置き場所がなくなってしまいます。
あとは、
お茶杓を清めて、金輪寺棗の上に置くときに、いつも中棗に置く時のように少し向こう側から置くのではなく、真上から真っ直ぐ置くように置く。
いつもの中棗との扱いの違いはそんなところでしょうか。
一つお道具が変わるだけで、また違うお点前のように感じてしまう時があります。
そこを整理するのが難しいですね。
一つ一つゆっくり覚えられるといいなと思います。
ではではまた。
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