こんにちは。一日一服はお茶を飲みたい松下です。
秋になると、お献茶をされている神社やお寺がたくさんあります。そんな時には、一緒にお茶席が設けられていることがあり、普段入れないお寺の中に上がったり、お庭を見ながらお茶を頂くことが出来たりします。
そこで、今回はそのようなお茶席はどんなものなのか。今日は特にお茶席へ入る前はどんなことをするのかというお話をしたいと思います。
お茶席に入るにはまずはお茶券を買います。前売り券もあれば当日券もあります。当日券があれば、飛び入り参加可能です。
お茶席に入るには、お懐紙、菓子切り、扇子は用意しましょう。
もし飛び入り参加することになったら、扇子はなくても大丈夫ですが、懐紙と菓子切りはないとお菓子が食べられないので、その二つを持っていない時は受付で一言伝えましょう。何かしら対応をしてくれます。
まずは、券を持って、受付へ進みます。
受付では、番号などが書かれた席札を渡されます。
その席札を持って、まずは待合(まちあい)と言われる部屋へ通されます。
通される時に、大きな荷物などは預けるところがあります。ただ置いておくところもあれば、荷物を預けて、荷物の札をもらったりするところもあります。
冬だとコートなども預けますので、その時に、風呂敷を持っていくと、カバンと上着を一緒にまとめて渡せますので、便利です。
靴も脱いで、預けます。下駄箱があるところもありますが、下足番の人がいてくれて、靴も預かって、荷物の札と一緒にもらったりします。
待合には基本的には帛紗ばさみと扇子だけ持って行きます。もし、白い靴下を持っていっていたら、待合に入る前か、入ってから隅っこで履きましょう。
そして、待合で自分の席札の番号が呼ばれるまで待ちます。
ただ、待つだけではなく、待合には、今日使われているお道具や主菓子などのお名やお製などが記された会記(かいき)という紙が置いてありますので、会記を見て、どんなお道具かなぁと想像したり、あと、床の間には掛け軸が飾られていますので、お軸を拝見したりして待ちます。
会期は控えて帰っても大丈夫です。みなさん、結構手帳に書き込んではります。
そして、何番から何番までの方お席へどうぞと案内があって、自分の番が呼ばれたら、お茶席へとはいります。
明日はお茶席へ入ったらのお話をしたいと思います。
ではでは、また!
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